仙台の司法書士 不動産登記、会社設立登記、相続、法律相談の飯川司法書士事務所

杜の都の朝イチBlog

>>HOME>>朝イチブログ

杜の都の朝イチBlog

アーカイブ:

2009/07/31(金) TACHIBANA法務ダイアリー 医療法人の役員の任期(2)
(前からの続き)

 しかし、疑問に思うこともありました。
 ひとつは、医療法人の役員改選のための定時社員総会は、必ず、任期満了時に開催するか、あるいはその前(この場合は役員を予選することになる)に開催するしかないのでしょうか。仮にそうだとすると、理事が変更になる場合は、理事長を選定するための理事会は予選で行うことができないため、任期満了時に開催するしかないことになります。定時社員総会と理事長選定の理事会を別々の日に開くこともあまり現実的とは思いませんので、そうなると、毎回、任期満了時に開催するしかなくなります。株式会社の役員の任期が定時株主総会の終結時であることと比較すると、あまりにも柔軟性に欠ける規定ではないでしょうか。

 たしか、医療法改正時に、監督行政庁からいただいたモデル定款にも役員の任期を2年としてあり、そのうえで、任期満了した役員は、後任者の就任までその職務を行う旨の規定も設けていました。これは、仮に任期が経過してしまっても、この規定により救済されることを意図して作成されていたものと推測され、監督行政庁もそのような理解をしていたのではないか、と考えてしまいます。そうでないと、もし万が一、うっかりして任期を1日でも経過してしまうと、必ず、仮理事を選任する必要があることになり(法務局としてはそのような理解なのでしょうか)、あまりに酷な気がします。

 それともうひとつですが、社員総会の招集は、何日か前に行うわけですから、任期満了前に招集通知を発しておけば、任期満了後に社員総会が開催されてもいいのではないでしょうか。議長は、社員総会で決めればよいでしょうから、もし、2、3日、任期を経過した後に社員総会が開催されたとしても、それは問題ないのではないでしょうか。
 もしかしたら、法務局の意図を理解しきれていないのかもしれませんが、思いついたことを記載してみました。


2009/07/31(金) TACHIBANA法務ダイアリー 医療法人の役員の任期(1)


 1日があわただしく過ぎた月末のある日の夕刻、某法務局の法人登記部門から電話が入りました。
 さて、何事かと思い、用件を伺うと、昨日申請した医療法人の役員改選登記手続きの補正の連絡でした。

 役員改選を議案とする定時社員総会が、役員の任期満了後に開催されているが、任期満了している役員には社員総会を開催する権限はなく、仮理事を選任して総会を開く必要があるというものでした。

 確かに、定款に役員の任期を2年と定めているこの医療法人が定時社員総会を開催したのは、任期の2年を3日ほど経過した日でした。しかし、同時に、この定款には、任期満了した役員は、後任者の就任までその職務を行う旨の規定も設けており、この規定を任期伸長規定と判断してこの申請を行ったのですが、医療法の規定では、役員の任期は2年を超えることができないと規定しており、それ以上の任期の伸長は認められないというのです。

 医療法改正前については、役員の任期は法定されておらず、定款の定めによるものとされていたので、仮に定款で2年と定めていても、前述の任期伸長規定を設けていれば、任期を経過しても、後任者の就任まで任期は伸長されていたのです。しかし、今回のケースは、医療法改正後(平成19年)に役員として選任されたケースであったため、新法が適用され、任期の伸長が認められなかったのです。

 法務局の担当の方も丁寧に対応してくださり、また、医療法人の担当者の方も快くご協力をいただいたため、この登記手続きについては、無事、完了へと向かうことになりそうです。(次に続く)

2009/07/31(金) 過払金返還請求完了の御礼




前に書いた御礼の文面をご紹介します。
このような過分な御礼の言葉を頂戴して、所員一同大変励みになり、心より感謝申し上げます。


 飯川洋一司法書士・行政書士事務所
 飯川先生
 飯川総務部長様
 ご担当)三浦様

                    住所・氏名○○○○

過払金返還訴求完了の御礼

拝啓 貴所ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
このたびのP社返還入金にともない、無事過払金返還訴求処理が完了いたしました。長期間のご対応誠にありがとうございました。
思い起こせば、3月に抵当権抹消のため、貴所ホームページを拝見しました事から抵当権抹消の処理をお願いすることになり、その過程で先生はじめ皆様のご対応に信頼感を覚え、本件もご相談することにさせていただきました。
先生の判りやすいご説明、総務部長様の先方との熱心なご対応、三浦様の誠実な取り組み、事務所の方々の丁寧なご対応、すべてに対し心より感謝申し上げます。
私の長年の不徳の致すところ、家計の資金繰りに支障を感じる状況において、皆様方のご協力により、この度の過払い金訴求での思いもよらぬ成果があり、家計運用もだいぶ楽になりました。
本格的な暑さに向かう折、貴所の皆様方のご健康を祈りつつ、簡略ながら御礼の言葉といたします。
本当にありがとうございました。

2009/07/31(金)  「最近の債務整理事情」


最近、過払い金返還でアコム、セディナ、三菱UFJニコスなどは比較的満額に近い金額でも応じてくれる。
逆にCFJ,アイフルなどは厳しく、最近特に厳しくなってきているのが武富士。対応も遅く、任意だと元金の半額くらいでしか和解できないため、今後過払いの返還について状況は悪くなるばかり。もう完済されている方、10年以上支払いを続けている方は過払いになっている可能性が高いので、ぜひ早めに当事務所までご相談ください。
   三浦 剛

■債務整理担当 三浦剛

※先日、三浦が担当していたお客様より、大変ご丁寧な礼状をいただきました。そんなこともあって、彼に好きなことを書いてよいと許可を出したところ、上記のようなちょっと気負った文章を書いてきました。それも彼の仕事に対する誇りと自信の表れだと思いますので、身内とすれば大変嬉しく思います。(飯川)



2009/07/30(木) HP開設満2年のご挨拶


早いものでこのHPの開設からもうすぐ満2年になります。
法律に関する困り事がおありになる市民の皆様方に、当事務所が身近な存在であることを願って始めましたが、おかげさまでHPをご覧になった方々からのお問い合わせがたいへん多くなって来ております。
知らない法律問題に当たればだれでも悩んでしまいますが、法律はそもそも社会と市民の公平と正義を実現するために存在するものでありますので、皆様がお悩みになる法律問題は、実際は分かりやすい説明を受ければご納得がいくものばかりであると言えましょう。
当事務所は、「法律は市民のために」ありそれが有効に活用されるよう専門家は奉仕しなければならないとの使命感のもと、ご相談は無料で対応させていただいております。そして、これも一つの地域貢献の形と認識しております。
9月から司法書士が1名増員し、3名体制になりますので、これまで以上にご満足いただける法律サービスをご提供して参ります。

2009/07/30(木) 仙台の涼気、東京の猛暑




昨日の夕方、東京の恵比寿と自由が丘に行って用事を済ませ、今日の9:15の新幹線で仙台に戻ってきました。
家族の用事につきあっただけで、全然休暇をとった気はしないのですが、最近新幹線の中で本を要んだり原稿を書いたりすることが結構気晴らしになっていることに気づき、今回もそういった面での成果とリフレッシュを味わいました。
しかし、東京は暑かった。建物の外に出ると逃げ場のない暑さがまとわりついてくる。しかも湿度もかなりのものです。こうしてみると、梅雨も明けずにさっぱり夏らしさを感じさせない仙台の涼気が恋しく、つくづく仙台はいいところだと思えてきます。

■シャトーレストラン、ジョエル・ロプション 
 三ツ星レストラン、ガストロノミーが入っているたてもの。外観しか知りません。

■仙台のトラストタワーに入るウィスティンホテルの朝のロビー。夜も朝もレストランはガラガラ。

2009/07/25(土) 雨音
今週は火曜日から仕事が始まったので、あっという間に金曜日を迎えた。
もう少し楽に今週は仕事が終わる腹積もりだったが、昨日はボリュームがある一日だった。

午後太白区役所の近くの事務所での決済と、銀行の長町支店での決済が重なり、分担して臨んだが、私が小一時間ほどで要件がすんだら、部長が担当していた銀行の方の決済がまだ終わっていなかった。部長はそのあと名取に行かなければならなかったので、急遽私が銀行に行って引き継ぎ、彼を名取に向かわせた。時間がかかっていたのは、単に決済資金の異動の準備を予めしておかなかったからであった。
その後も、部長は、今日中に書類が欲しいとか、教えて欲しいとかの依頼があって、ひっぱりだこ。営業のできる優秀な人材が喉から手が出るほど必要としています。

仕事が終わって、プライベートで食事に行ったお店が素敵なところでした。表は黒塗りの壁でお店らしくなく、脇の方の小さな扉を入ると古い建物を利用した小粋な和食の店で、その2階が六畳の和室がひとつあって貸し切りとなる。
まずは喉をうるおし一息ついたら、何気なく聞こえてきたのが屋根に当たる雨音でした。風流というか、懐かしいというか久しぶりにきくその音に、一層くつろぐことができました。

2009/07/22(水) 早帰り


当事務所では、毎週水曜日をNO残業デーとし、就業のベルと同時に帰社するよう努力しています。したがって、5時半以降は、電話が鳴るとすぐに当事務所のうぐいす嬢の留守電に切り替わってしまします。「ご用件のある方は留守番電話にメッセージを入れていただくか、後日改めておかけください」と・・・

今日、久しぶりに泉区の泉ケ岳に近い「根の白石」という、いかにも山間部の集落といった地名の町に行ってきました(実際には立派な道路が走り、開けた町です)。往路NHKFMをかけたところ10時から懐かしい声が聞こえてきて大変ワクワクしながら運転しました。その声の主は、吉田秀和さん、日本の音楽評論家の第一人者。朝日新聞に連載していた音楽展望もしばらく休止になってしまって私には久しく遠い人になってしまっていたが、未だ元気にラジオで音楽の解説・紹介をしていたのでびっくりし、嬉しかった。どうやら今日はハイドンの話ばかりしているから、きっとシリーズで番組をやっているのだろう。毎回仕事を離れて聞きたいところだ。教養深く、ご自身の咀嚼された知識を分かりやすく文学の香りを漂わせて話す吉田批評がいつまでも聞かれますように。

2009/07/21(火) 豪雨、土砂崩れ


仙台は今日も雨でした。
10時から不動産の決済があったので、5月から事務所に勤務して貰っているIさんと立ち会う。Iさんは、間もなく司法書士の登録をする予定なのですが、落ち着いていて決済の場の雰囲気にも馴染んでいましたので流石です。
今日、山口県で大雨による洪水、土石流が発生し、信じられないような被害の状況をニュースで見ました。1時間に70ミリの降雨というのは、想像ができないほどの凄さなのでしょう。

■只今事務所メンバー11人(もう一人は誰?)

2009/07/20(月) 梅雨の晴れ間


今日は日曜日。お天気になったが、全然夏らしい暑さとはならず、カラッとして気持ちがいい。仙台はまだ梅雨が明けていないが、夏休みに入ったことだし、子供たちは気持ちよくプール遊びをしたいことでしょう・・・

2009/07/19(日) 船形コロニー


この施設は、
「この施設は、宮城県精神薄弱児者総合福祉施設基本構想(昭和43年度策定)に基づき、重度・最重度の知的障害者に対する中長期にわたる援助をとおして、自立への道を開くことをめざした総合援護施設として建設されたもので、施設の種類は「更生施設」と「授産施設」に分かれております。」
と、この施設概要に紹介されています。

私は、初めて黒川郡大和町にあるこの施設を訪れました。
仙台からは、車で1時間弱かかります。
大崎市に住む方からのご依頼で、この施設に入所している方に成年後見人を選任したいとのご依頼です。
目的は、遺産相続をするためです。最近成年後見人の制度もずいぶん浸透してきたなとつくずく実感しています。

久しぶりに郊外に出かけたので気分がリフレッシュできました。最近あまり自分で車を運転することが無くなったので、田園や山岳の風景が珍しく映ります。今日はピンク色の小さな扇を広げたような合歓の木の花を川沿いや高速道路沿いにたくさん見かけ、また山百合の花もたくさんありました。

■仙台は、まだじりじりとした真夏の太陽が照る日はありません。今日も日中小雨が降っていて、涼しかった。色が変わる夕焼けを楽しんでいます。明日は晴れ?

2009/07/15(水) 不動産調査実務ガイドQ&A


不動産鑑定士の杉本幸雄先生は、この度標記の書籍を出版なさいました。
先生は、今年ちょうど60歳でまだまだ働き盛りですが、数年前事務所を後継の方に譲り、早々とハッピーリタイアメントを果たしました。しかし、もともと旺盛な研究意欲をお持ちになり、昨年の「読解不動産登記Q&A」に続き今回本書を出版なさったのです。
本書の特徴は不動産に関する法律を網羅的に取り上げ、不動産調査に必要な知識のコンビニを目指したところにあります。実務での疑問を解決する知識は、本書をめくればきっとすぐに見つかります。そんな使い勝手の良さ(商品の陳列の妙味)が、一番読者(お客様)を納得させるのではないでしょうか。


2009/07/14(火) 公益法人セミナー


全国公益法人協会主催の公益法人向けセミナーを受講してきました。
6:08発の新幹線に乗り、会場となる東京都墨田区の錦糸町にある東部ホテルレバント東京には8:50頃につきました。このホテルは、東京マリオットホテル錦糸町東武と言っていたころに宿泊したことがありますが、駅にも近く、隣が「すみだトリフォニーホール」と大変魅力的なホテルです。
その4階の宴会場に、主催者によれば500名の参加者が集まり
大盛況でした。

2009/07/05(日) あじさい寺






あじさい寺として有名な仙台の北山の資福寺を訪ねた。日曜日の9時前お寺の駐車場で車を降りたとたんホトトギスの鳴き声を近くに聞くことが出来嬉しくなった。滞在していた小一時間その明瞭な一節をわれわれは何度も耳にした。薄陽射す梅雨空と紫陽花の花とホトトギス。きっとこの組み合わせの印象が何時までも想い出として残るような気がします。


2009/07/03(金) 宮崎のフェニックスの最期


今日のインターネットのニュースで宮崎県の県庁前の99歳のフェニックスが5月に枯死したことを知った。
3月に宮崎の音楽祭に行った時に写した県庁前の写真に映っていた木かと思い出し(3月のブログにも載せていた)、アルバムを開いてみたら3本ある大木の真ん中の木が両脇のものとは明らかに形が違って、葉をつけていないことを確認した。これだ〜と思ったと同時に、遠い地方のたわいのない話がネットに乗って仙台まで届いて、私という個人が関心をもっていることに不思議な気がした。

7月3日毎日新聞発信:
「県庁のシンボルで、5月に枯死した樹齢99年の県内最古のフェニックスを2日、東国原英夫知事が“表彰”した。
 既に切り倒されたが、その存在感に感謝の気持ちを表すための特別表彰。知事は「あなたは永きにわたり風雨に耐え県民や県職員を見守り、県勢発展を支えてこられた」と表彰状を読み上げた。
 フェニックスは1932年の県庁本館完成と同時に移植され、県民に親しまれてきた。」

OFFICE
〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央2丁目2番1号 仙台三菱ビル6階
TEL:022-211-1770 FAX:022-211-1778